木漏れ日blog

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0の妥協と100の欲求

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 タイトルの「0の妥協と100の欲求」とはなんじゃらほい、と思った方いるのではないでしょうか。

ある姉妹の妹が心につっかえていた何かの正体を発見した瞬間のはなしです。

 

本と電気

ある姉妹は二人部屋でいつも一緒に寝ている。ある日二人は同じタイミングで布団に入った。

妹は寝る前に布団の中で本を読まないと寝付けないため、本を読んでから寝たい。姉は明日早く起きなければならず、今すぐ寝たいが部屋が暗くないと寝られない。

 

姉:今すぐ電気消して

妹:ちょっとだけ本読みたい

姉:ほかの部屋で読んで

妹:それだと睡眠導入剤としての効果を発揮しない

姉:明日早く起きないとだから電気消して

 

妹は電気を消した。布団に入るタイミングが同じだと、毎回これを繰り返した。

 

このとき、妹は不満に思いながらも自分がイレギュラーなことをしていると思い、電気を消した。

別の日に、姉の欲求を無視してみたら、「電気消して」をひたすら繰り返されて、本どころではなくなって電気を消した。

 

 

妹は布団の中で考えた。

 

私はイレギュラー?

いや、部屋が暗くないと寝られない姉も十分イレギュラーではないのか?

家族の中で寝る前に本を読まないと寝られないのが自分だけのように、部屋が暗くないと寝られないのは姉だけだ。

姉が明日起きれないのと同じように、私は寝付けなくなる。

 

姉はなんて自分勝手なんだろう。

 

その時妹は思った。なぜ、自分勝手だと思うのだろう。自分に少しでも非があると思っていたときは不満はあるが、自分勝手だとは思わなかった。

 

自分勝手というのは、対等な立ち位置であるはずなのに、こちらの要望を0にし、自分の欲求を100通そうとすることだ。

 

妹も姉の要望を無視した時、自分の欲求だけを通そうとして自分勝手だった。

 

解決の提案 

欲求と妥協を同等にするにはどうすればよいのか。

この場合は時間だ。問題解決に、数値はとても役に立つ。

 

”20分間だけ本読むから、その間は電気をつけておく”

 

このように、妥協を含んだ欲求を相手に提示すればよいのだ。

 

もしそれでも姉が否定したら教えよう。妥協をしろと。

無意識な自分勝手も存在する。

 

帰着点

この妥協と承諾の考えは姉妹の喧嘩にとどまらず、政治や国単位の問題解決の基本であるはずだ。

しかし、なかなか相手と微笑み合えないのは、以下の理由からだろう。

 

・何かを基準にして相手と自分を対等と思わないから、50%も妥協したくない

 

・50%の妥協と欲求の大きさが相手の50%と異なる

 

 

姉妹の場合、年齢という格差があるが、今回の本と電気問題にはその権力の大きさは反映させない、対等な関係という認識のもと、20分間でお互い手をうった。

 

しかし、地域同士、国同士となればそうはいかない。貧困、国土、歴史など相手より有利にあるいは不利になる基準はいくらでもある。

有利となる材料がある方は、それを有効活用したいと考えるだろう。

 

そのようななかでの50%の線引きは苦労するだろう。