哲学や倫理学を学ぶことは多くのメリットがあります。
その中でも、考え方が深くなることが挙げられます。「考えが浅い」と悩んでいる方にとって役に立つ学問です。
今回は、哲学・倫理学が初心者である方に向けて、おすすめ本・漫画を紹介します。
吉野源三郎『君たちはどう生きるか』
(出典:吉の源三郎. 君たちはどう生きるか. 2017)
本の紹介:
・中学2年生のコぺル君は友人たちと学校生活を送る中で様々な出来事を経験します。そして、コぺル君の話を聞いた叔父さんがノートにその出来事について考えたことを綴る、という体裁で話が進みます。各章ごとに、「ものの見方」や社会の「構造」「関係性」などテーマがあります。
POINT
本書は小説に近く、楽しく読んでいるうちに自然に考える仕掛けが満載です。
共感しやすい学校生活での出来事や日常の疑問から哲学・倫理を考えることができるため、とても読みやすいです。
佐藤雅彦『プチ哲学』
(出典:佐藤雅彦. プチ哲学. 2004)
本の紹介:
各章のテーマごとに簡単なイラストと短い文章が添えてあるという構成です。
とにかくシンプルで奥が深い1冊です。著者の佐藤雅彦氏はこの本を通して「考えることって、たのしいかも」ということを伝えようとしています。
POINT
哲学に興味をもった方はまずこれを初めに読むといいです。
哲学とはこういうことだったのかと誰でも分かりやすく考えることができます。
物事を別の視点から眺めることができたり、隠れていた側面に気づくことができる1冊です。
雨瀬シオリ『ここは今から倫理です』
(出典:雨瀬シオリ. ここは今から倫理です. 2019)
本の紹介:クールな倫理教師・高柳が生徒たちの抱える問題に、言葉を武器に向かい合う物語です。
POINT
倫理ってなに。授業の時よく寝てたなぁ。という方もいると思います。この本は倫理・哲学を知る最初の一歩としておすすめです。漫画の他にも小説版も発売されています。
本書には偉人の名言が多く出てきます。その一つ一つが新しく、自分の生き方や考え方が変わるかもしれません。
今回紹介した作品
・君たちはどう生きるか
・プチ哲学
・ここは今から倫理です。